お知らせ 2025.10.22
マサバとゴマサバのハイブリッド種苗(稚魚)の田烏養殖場生簀への搬入
2025年10月22日(水)、初のマサバとゴマサバのハイブリッドの稚魚たち2,000尾を、若狭湾の田烏養殖場の生簀に搬入し、沖に出しました。
遡ること6月、ふくい水産振興センターの陸上研究施設で、福井県立大学海洋生物資源学部先端増養殖科学科の田原大輔教授(さばイバル・プロジェクト研究代表者)、同学科の吉浦康寿教授(ハイブリッド種苗創出研究のリーダー)と、スタッフの方々によって、採卵に成功しました。
孵化した仔魚(しぎょ・魚の赤ちゃん)のうちは、とても小さく弱いので、海の生簀に入れることはできず、陸上の水槽で稚魚(ちぎょ・魚の子ども)になるまで育てます。その稚魚のことを、養殖の世界では「種苗」(しゅびょう)と呼びます。
ようやく海の生簀でも生きていける大きさになったハイブリッドの第一世代が、この2,000尾の子たちです。
ふくい水産振興センターの施設から、活魚車に積まれ、福井県立大学の皆さんに見送られて、田烏養殖場に到着。
そして、福井県立大学の研究者の皆さん、学生の皆さん、田烏水産株式会社の皆さんが力を合わせて、活魚車から漁港の岸壁に設置した養殖生簀に移し入れました。
この子たちが、さばイバル・プロジェクトが目指す、夏の暑さなどにも負けない強さを持ったサバとして成長していけるか、まさにプロジェクトの一員として、研究のために養殖されることになります。
(季節はこれから秋、冬ですので、この子たちが高温に強いか否かの、海での研究の本番は、2026年の夏。今年は、加温のできる陸上水槽に残った子たちもいて、まずはそこでの検証を行います)